ストックフォトを続けていると、「やってもやってもなかなか売れない」という声をよく耳にします。
お客様のニーズを考え、作品のクオリティを向上させ、継続的にアップロードしているのに、なぜか売れない。
これは正しいアプローチではありますが、ある重要な視点を見落としている場合があります。
PIXTA(販売サイト)のアルゴリズムを考える
つまり、販売サイトの中で上位に表示されるためのSEOを意識する必要があるのです。
どれほど素晴らしい作品でも、検索結果の上位に表示されなければ、購入者の目に留まりません。
例えば、購入者が検索キーワードを入力して作品を探すとき、何ページ目までチェックするでしょうか?
おそらく、多くの人は2~3ページ程度で、10ページ目まで見ることはほとんどありません。
そのため、販売サイトから評価されることが非常に重要なのです。
良い作品をアップすれば評価されるのか?
「良い作品をアップすれば自然に評価されるのでは?」と考えるかもしれません。
しかし、「良い作品」の評価は数値化が難しく、販売サイト側も一つひとつ手作業で評価しているわけではありません。
そこで、サイト側が機械的に自動評価し、上位表示させるためのアルゴリズムが存在していると考えられます。
PIXTAのアルゴリズムに影響する要素
- 専属契約 or 非専属契約
- 販売実績(過去1年程度の売上)
- アップロード数
- 作品の品質(審査時のリジェクト率や評価)
これらを踏まえた戦略
まず、専属契約のほうが有利である可能性が高いです。
ただし、私はリスク分散のために非専属契約を選んでいます。
次に、販売実績はすぐには変えられませんが、定期的なアップロードとリジェクト率の低減が重要です。
「結局、数を上げることが大事なのか」と思われるかもしれません。
実際、私が月に500枚ほどアップロードしたところ、PIXTAのランクがアップしました。
もちろん、PIXTA公式のアナウンスでは「アップロード数は関係ない」とされています。
しかし、実際には少ないアップロード数でも上位表示されている方もいます。
これはPIXTAが求める売れ筋の作品をアップしている場合や、プロ品質の写真を提供している場合です。
まず取り組むべきこと
- 定期的なアップロードを続ける
- リジェクトを減らす
この2つが基本ですが、やはり重要なポイントだと思います。
そして、サイト側から「評価される」という視点を持つことで、作品づくりにも変化が生まれるはずです。
「私の作品を上位表示しないとPIXTA側が損をする!」という気持ちで、ぜひ取り組んでみてください。