私は朝日の撮影が好きです。
といっても、毎日朝日を撮りに行くような生活ではなくて、
わざわざ行くのは、旅行とか、遠出のついでのときが多いんです。
でも、そういうときは本気。
朝2時とかに起きて、朝日に間に合うように計画を立てます。
(…家族は大変だけどね)
朝日の撮影の何が好きか
それはもう、
「生きててよかったー!」ってなるからです。
嘘だと思うでしょ?でも本当なんです。
眠気と、ちょっとした気だるさと共に見る朝焼けは、
なんかこう…心の奥からふわっと湧き上がる感覚があって。
「生きてるな〜」
「今、ちゃんと生きてるな〜」
ってなるんですよ。ぜひ試してみて。
「心が浄化される」なんて言うとちょっと陳腐だけど、
本当にそんな気持ちになります。
なんでそんなに朝日がいいのか
理由はいくつかあると思うんですが、
朝って、空気がすごく澄んでるんですよね。
世間も車も、まだ活動してなくて、
静かで、ちょっと肌寒くて。
街全体が寝てるような雰囲気も、なんだか好きなんです。
聞いたことあるんですが、
夕日はチリや排気ガスの影響でオレンジっぽくなるけど、
朝日はその影響が少ないから、青っぽく見えることがあるそうで。
だからなのか、朝焼けってすごく透明感があって綺麗で、
その中に立ってると、気持ちが整うというか、
「よし、今日もはじめよう」って自然と思えるんです。
こんな朝で始まる1日なら
いつもこんな綺麗な朝日とともに1日を迎えられたなら、
そんな人生や余生も、悪くないなぁと感じたりします。
希望を持ち続けた人たちの話
これは何かのテレビで見た、うろ覚えの話なのですが、
アウシュビッツのような極限の環境でも、朝日や夕日を見て
「綺麗だぞ!みんな見てごらん!」と言い合った人たちがいたそうです。
そして、そうした心を持った人たちが、
希望を持ってその環境を乗り越えたと聞いたことがあります。
この話がずっと頭のどこかに残っていて、
だから私は、朝日を見るたびに、
「今日もまた見れたな」って思えるんです。
だからもっと朝日を
だから、もっと朝日を撮りに行こうよ。
見に行こうよ。
きっと、思ってる以上に心が動くから。